2019年 読んで良かった書籍(マネジメント編)

技術編に続き、2019年に読んだ書籍をざっくり纏めてみる。

2019年 読んで良かった書籍(技術編)

2019年のマネジメント振り返り

2019年4月に開発部長に就任したが、右も左も分からない状態からスタートした。

現場エンジニアからマネージャーへロールチェンジする事の難しさは想像以上だった。

役割によって見ている・見えている景色が異なるのは覚悟していたが、それは想像以上だった。特に、今までのコンテキストや知識を総動員しても超えられない壁にたくさんぶつかった。

また、プレイングマネージャーとして生き続けていくには厳しい世界である事も実感した。

周囲からは超絶完璧なスペックを持ち合わせる人間である事を期待される。実態は普通の人間で、どちらかと言えばポンコツ要素の割合が多い。 「期待していたのに!信じていたのに!」みたいな事がだいたい毎日起こった。

途方にくれていた時期、同じキャリアを歩んだ人が社内や身近にいなかったので、**アドバイスを求めて他社の有名なマネージャーの皆さんに話をお伺いした。**そして、彼らがオススメしてくれた書籍を読んだ。

お付き合い頂いた皆さん、この場を借りて御礼申し上げます!

Table of Contents

マネージャー

エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド

エンジニアのキャリアアップは、マネジメントする対象が自身から始まりどんどん大きくなっていく事だと考えている。
状況によって異なるが、個人、チーム、プロダクト、部署、事業、企業といったステップを登っていく事だ。

キャリアアップするとマネジメントする対象が変わり、担う責務も変わってくる。それぞれのフェーズのポイントや考え方が丁寧に書かれており、マネジメントやキャリアに興味のないエンジニアでも読む価値があると思う。

ただ、途中から自分の未熟さに気付かされ、読むのが辛くなって来るので一定の覚悟を持って向き合うことが必要。

個人的には、マネジメントはする側だけでなくされる側の能力も必要で、つまり、上司も人の子であるという事。
それから、**人の管理がうまくなりたければ、自分自身を管理できるようにならなければならない。**という言葉に学ばされる事が多い1年だった。

ソフトウェア開発

ソフトウェア・ファースト

マネージャーとして苦労していることの一つに、経営層・ステークホルダーへソフトウェア開発について伝え、理解して貰うことがとても難しいという問題がある。
同じことで悩んでいるマネージャーも多いと思うし、理解に苦しんでいる経営層の方もいるかもしれない。

ソフトウェアに関わるすべての人に、この本をオススメしたい。
日本が世界のソフトウェア開発の発展に乗り遅れた背景から始まり、脱・製造業信奉、DX、エンジニアの採用、給与テーブルについて、最後は個々人のキャリアについても触れられている。

ソフトウェア企業として成功する為には、ソフトウェアならではの価値の高め方を実践していく必要がある。
大昔、世界を席巻した製造業の成功体験の一部分だけをソフトウェア開発に持ち込むのでは十分でないのだという事がよく分かる。

ソフトウェアエンジニアを人数や工数で勘定している間は、世界に勝つことは容易ではないだろう。

組織

「学習する組織」入門 ― 自分・チーム・会社が変わる 持続的成長の技術と実践

企業を支える部署、チーム、自分はどう成長していけばよいのか?どう学習していけば良いのか?という問いに寄り添ってくれた1冊。
組織や個人としての学習、思考の規律、物事へ向き合う際のメンタルモデル、チームでの学習やビジョン、組織やリーダーシップの未来について触れられている。

事例、理論、演習という3部構成になっていて、自分が所属する組織について考える良いアプローチが用意されている。

2019年、私の周りでは環境の変化や状況の変化が大きく起きた1年だと思っている。そういった変化に適応し中長期的に成果や価値を創造し続ける為には本当に多くの要素が重要になるが、迷子になる度に読み返した書籍。

アーキテクチャ

ビヨンド ソフトウェア アーキテクチャ Object Oriented Selection Classics

技術編に入れるべきか迷った一冊。

サブタイトルにマーケティングとテクノロジーの調和による革新とある。
アーキテクチャが単に技術的な構造のことを表すのではなく、**継続的な価値として提供し続ける為に必要なマーケティングの概念も合わせて必要だ。**と語られている。

わかりやすいのはマーケテクチャというシステムのアーキテクチャに関するビジネス的な観点で、ビジネスモデルに関係するあらゆる物事が含まれているというもの。
それを責務として果たす役割も必要で、同じチーム・プロダクトにおいて、ビジネス側/開発側と発言していることのおかしさをよく理解出来る。

戦略としてのアーキテクチャ刷新、ブランド要素、など、マーケターとしてはお馴染みの考え方やキーワードも出てくる。
エンジニアでなくても読めるアーキテクチャ本であると言える。

Photo by Susan Yin on Unsplash

Souta Takada
Souta Takada
Technical Manager.

Software Engineer. Love Golang. Love envy(band in JP). Love Okinawa(JP)

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