わたしたちは神話に夢を見る
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2020年9月1日
実態のない夏休みの間もしつこく続いた猛暑。
オリンピックをテレビで見ながら街のざわつきを感じていたはず。
まぼろしの夏。
そんな夏が突然やすみを告げ、訪れた涼しい一日。
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神話か実話か
「遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加は、プロジェクトをさらに遅らせる」
今から45年も前から、人類は気付いていた。
アメリカの計算機科学者 フレデリック・ブルックスによって書かれた『人月の神話』という書籍の中で提唱されたこの法則はブルックスの法則として知られている。
そして45年経った今も、わたしたちはその神話に夢を見ている。
神話は実話なのかもしれないし、実話が神話になったのかもしれない。
変わってしまった世界と、変わらないわたしたち
この半年で多くの事が変わってしまった。
変わらなかった事の方が少ないかもしれない。
わたしたちの行動も習慣も価値観も、簡単に元の姿には戻れそうにない。
それでも、1年後にオリンピックは開催されるかもしれない。
マスクをしながらでも、クソ熱い8月の東京をランナーが走るかもしれない。
ソーシャルディスタンスの先に、熱いスポーツが実現するかもしれない。
わたしたちは神話に夢を見る
現実におきている事を受け入れられず、変われないわたしたち。
Photo by Magnus Engø on Unsplash